平成28年6月22日、 国際高等研究所チーフ 森川耿右先生を迎え特別講義を行いました。


森川 耿右 先生の特別講義

 前半は、要素還元論的考察;細胞の代謝によるセントラルドグマの完結と循環を示唆する構造生物学からの基礎研究の紹介、後半は生物学や哲学、特に細菌を含めたコミュニティの重要性や脳の発達、つまり人の知に関する見解を披露いただき、日本の「英知」の講義に、好奇心をくすぐられました。講義後も、学生との談笑、夜は二次会まで一貫して深い洞察を披露いただき、エキサイティングな一日となりました。ノーベル賞受賞報告まっています。またぜひお越し下さい。

森川耿右先生ご講演 新潟大学
森川耿右先生ご講演ポスター 新潟大学

森川耿右先生ご講演 新潟大学

第91回日本結核病学会総会において演題発表を行いました。


2016年5月26日・27日に開催された第91回日本結核病学会総会(石川県金沢市:石川県立音楽堂・ホテル日航金沢)において演題発表を行いました。 

 

1. 非結核性抗酸菌のバイオフィルム形成における細胞壁糖脂質の役割

西内由紀子、立石善隆、松本壮吉、金子幸弘

2. 結核菌・非結核性抗酸菌におけるポリフェノールの抗菌作用の検討

立石善隆

新潟大学歯学部 微生物感染症分野 教授 寺尾豊先生による特別講義がありました。


 平成28年5月25日、寺尾豊先生(新潟大学歯学部 微生物感染症分野 教授 )にグラム陽性球菌について講義していただきました。グラム染色の基礎の話から始まり、ご専門のレンサ球菌の細部にわたる内容を軽妙な語り口で説明されておられました。

寺尾先生の熱意に満ちた講義に、一部の学生さんは食い入るように聴講していました。


AMED-メンブレンヴェシクル研究班会議に参加しました。


 平成28年5月19日、国立感染症研究所 戸山庁舎で行われた、「細菌由来メンブレンヴェシクルを利用した粘膜ワクチンの基盤的研究」第一回班会議に参加しました。メンバーは感染研、中尾龍馬 先生(研究代表)、長谷川英樹 先生、泉福英信 先生、筑波大学 野村暢彦 先生、と新潟大 松本で、今回が船出となりました。細菌が膜ごと分泌するヴェシクルの機能解析と応用を目指すもので、今後の展開が大変たのしみな研究班です。


大阪市立大学 臨床感染制御学教授 掛屋 弘先生による特別講義がありました。


 平成28年5月20日、掛屋 弘先生(大阪市立大学 臨床感染制御学教授)による「真菌症と病院感染制御学」特別講義が行われました。

 臨床感染制御学の御専門であり、今日は、臨床で非常に重要な真菌症であるアスペルギルス、クリプトコッカス、ニューモシスチス、ならびに医療環境での感染制御対策について講義されました。学生にも理解しやすいスライドで、かつ臨床経験に裏打ちされた貴重な知識が盛り込まれており、臨床真菌学を理解するうえで、貴重な講義となりました。


千葉大学真菌医学研究センター准教授 知花 博治先生による特別講義がありました。


 平成28年5月20日、知花 博治先生(千葉大学真菌医学研究センター)による「真菌と疾患」特別講義が行われました。

 カンジダの分子生物学で精力的に研究活動をされており、御専門のカンジダ、そしてコクシジオイデス、ヒストプラズマ等の輸入真菌症について講義されました。

また、現在先生の行われているカンジダ研究の最前線の内容にも触れられ、学生のみならず、教室員にとっても、大変興味深い内容でありました。


国立感染症研究所免疫部長  阿戸 学先生による特別講義がありました。


 平成28年5月18日、阿戸 学 先生(国立感染症研究所免疫部長)による、「連鎖球菌感染症」特別講が行われました。

リーシュマニア感染症やA群連鎖球菌感染症の解析で、顕著な業績を上げられてきた阿戸学博士、汗をかきながらの熱く濃い講義、ありがとうございました。講義修了後、阿戸 先生の研究室に行きたいと申し出た学生さんがいたことがとても印象的でした。

基礎配属で学生さんがお世話になりますが、どうか宜しくお願いいたします。


東京慈恵会医科大学細菌学講座  水之江 義充 先生を迎え「バイオフィルム感染症制圧に向けて」を開催しました。


平成28年5月17日、水之江 義充 先生(東京慈恵会医科大学細菌学講座 教授)による、大学院特別講義 「バイオフィルム感染症制圧に向けて」

培養不能菌(viable but not culturable)への興味から、バイオフィルム研究、そしてその制御へ。細菌の不思議に魅せられた泌尿器科医、山陰—博多—スエーデンー東京と場所は移りながらも脈々と途絶えることのなかった研究者魂を垣間見るご講演でした。ありがとうございました。



長崎大学熱帯医学研究所 教授 山本 太郎先生による特別講義がありました。


 平成28年5月13日、長崎大学熱帯医学研究所 国際保健学分野 教授 山本 太郎 先生による「文明と感染症」についての特別講義がありました。

感染症の歴史や病原体の進化というマクロの視点からの大変興味深い講義でした。

 山本 先生には、以下の著作があります。講義を機会に、読んでみてはいかがでしょう。

「感染症と文明 共生への道」 岩波新書 山本 太郎

「ハイチいのちとの闘いー日本人医師の300日」 昭和堂 山本 太郎

「新型インフルエンザ 世界がふるえる日」 岩波新書 山本 太郎


樋口 雅也 先生、金沢医科大学微生物学講座 教授就任おめでとうございます。


 樋口 雅也 先生(新潟大学医学部ウイルス学分野 准教授)、金沢医科大学微生物学講座 教授就任(平成28年5月1日)、おめでとうございます。

 これまで、隣ラボのよしみで、細胞実験のノウハウをいろいろ教えていただきました。古都金沢で、益々のご活躍を。また、これからも宜しくお願いいたします。

 

生酒と大吟醸の夕べ   2016.4.26


医学部保健学科の学生さんたちと、ラボ飲みです。発泡する生酒と、北雪YK35、うまい。

新潟医学会シンポジウムで前倉亮治先生が講演されました。


  平成28年4月16日、前倉 亮治先生(国立病院機構刀根山病院 副院長)が「結核・抗酸菌症の基礎研究と臨床;難治性肺MAC症の問題点と今後の対策」の演題で、新潟医学会シンポジウムで講演されました。


第89回日本細菌学会で演題を発表しました。


平成28年3月23日より大阪国際交流センターで行われました第89回日本細菌学会で演題を発表しました。

第89回細菌学会で質問に答える松本先生

1. Analysis of antigenicity and functions of mycobacterial proteins 

Shymaa Enany, 尾関 百合 ,西山 晃史, Anna Savitskaya, 立石 善隆, 阿戸 学, 山本 格, 松本 壮吉 

2. ルシフェラーゼ発現リコンビナントBCGによる新規結核薬の迅速スクリーニング系の確立と実践 

尾関 百合子, 山口 雄大, Shymaa Enany, 五十嵐 雅之, 西内 由紀子, 岡 真優子, 岩本 朋忠, 小椋 義俊, 林 哲也, 立石 善隆, 西山 晃史, 松本 壮吉

3. 組換え結核菌抗原 MDP1 およびDNA アジュバントG9.1からなる結核ブースターワクチン候補の最適化の試み

前山 順一, 山崎 利雄1, 山本 十糸子, 林 大介, 鈴木 史子, 尾関 百合子, 伊保 澄子, 松本 壮吉, 山本 三郎 

 

ポスター発表する尾関先生

4. 潜在期結核菌抗原の精製と感染診断への応用 

西田 由貴子, 北所 健悟, 尾関 百合子, 立石 善隆, 井上 学, 仁木 満美子, 金子 幸弘, 松本 壮吉

5. 非結核性抗酸菌のバイオフィルム形成における Glycopeptidolipid の役割 

西内 由紀子, 戸谷 孝洋, 立石 善隆, 金子 幸弘, 松本 壮吉 

6. 結核菌におけるポリフェノールの抗菌作用の検討 

立石 善隆, 尾関 百合子, 西山 晃史, 松本 壮吉 

7. マクロファージのHypoxia-inducible factor-1αによる結核菌の増殖調節機構 

岡 真優子1, 尾関 百合子, 山口 雄大, 松本 壮吉 

8. HDL-cholesterol suppresses the production of cytokines from M. tuberculosis infected macrophages 

井上 学, 仁木 満美子, 尾関 百合子, 岡 真優子, 凪 幸世, 一 瀬 休生, 金子 幸弘, 濱野 真二郎, 松本 壮吉