大隅良典先生、吉森保先生、水島昇先生来学


平成30年7月8日、新潟大学医学部教育研究特別シンポジウム「オートファジー研究のこれまでと未来」の開催をお世話し、大隅 良典 先生(2016年 ノーベル生理学・医学賞)、吉森 保 先生(大阪大学 栄誉教授)、水島 昇 先生(東京大学医学系研究科 教授)の講演を拝聴する機会を得ました。未開の分野を開拓した三人の先生方の思考法と成果、「研究は本来競争ではない」、「社会のゆとりの大切さ」、「分解系の重要性を鑑みれば、オートファジーが、癌や感染症など様々な疾患に関わるのは予測されること」など、講演随所にひかるメッセージが大変に印象的でした。

第93回日本結核病学会総会に参加しました。


平成30年6月23日~24日、大阪国際会議場にて行われた第93回日本結核病学会総会に参加し、松本が「結核の免疫」というタイトルで話をしました。被災後まもなくの開催でしたが、市内は随分と落ち着きをとりもどしていました。

写真は学会の様子と、国際会議場近くの福沢諭吉誕生の地。また京大に出向中の大学院生・大原が、娘さんと来場しRevision中の論文について打ち合わせしました。

関連して6月22日「第88回 実験結核研究会 於;大阪府結核予防会」と6月23日「結核・非結核性抗酸菌症血清診断研究会、於;丸ビル」にも参加しています。


Savitskaya、西山、山口等の論文が、Scientific Reports 誌に掲載されました。


 抗酸菌は、細菌で珍しく長大な天然変性領域を有する特徴的な核様体蛋白質MDP1を発現しています。この天然変性領域が、核様体蛋白質の機能(増殖抑制、抗酸菌ゲノムの凝集、抗結核薬耐性の誘導)に必須であることを変異体の誘導発現株を作成して、エレガントに証明しました。なぜ、抗酸菌がゆっくりと増殖し、どのように休眠するのか、そのメカニズムに迫る内容となっています。

 Anna Savitskayaさんは、ロシアークラスノヤルスク医科大学より国費留学生として2015年に来日し、西山講師と研究に取り組んできました(写真左)。ラボや日本も楽しんでくれたでしょうか(写真)。本論文で学位審査に臨む予定です。

坂上 拓郎先生、熊本大学大学院呼吸器内科学教授、就任おめでとうございます。


本学呼吸器内科学、坂上 拓郎先生の熊本大学大学院呼吸器内科学分野、教授への就任がきまり(平成30年6月1日より)、赴任前に挨拶にきてくださいました。坂上先生は肺胞マクロファージの起源など呼吸器領域において多くの著名業績があり、抗酸菌症分野でも、播種性NTM症で認められる自己IFN-gamma抗体に関する重要業績を最近あげられています。今後も大変な活躍が期待されます。

井上、仁木、尾関、濱野等の論文がScientific Reports誌に掲載決定されました。


  「High-density lipoprotein suppresses tumor necrosis factor alpha production by mycobacteria-infected human macrophages

  Manabu Inoue, Mamiko Niki, Yuriko Ozeki, Sachiyo Nagi, Evans Chadeka, Takehiro Yamaguchi, Mayuko Osada-Oka, Kenji Ono, Tetsuya Oda, Faith Mutungi, Yukihiro Kaneko, Makoto Matsumoto, Satoshi Kaneko, Yoshio Ichinose, Sammy M Njenga, Shinjiro Hamano, and Sohkichi Matsumoto

  Scientific Reports, 2018, In press

 

 本論文では、長崎大熱研濱野先生に誘われてアフリカーケニアに赴きおこなった調査の結果、HDLコレステロールが無症候の結核菌感染者で高い傾向があることを見いだし、その論理的裏付け実験として、結核菌の主要感染細胞であるヒトのマクロファージに対するHDLの作用を検討したところ、結核防御に必須のサイトカインTNF-alphaがTLR2依存的に結核菌感によって産生されること、さらにそれをHDLが強く抑制することを明かにしました。HDLは一般に善玉コレステロールとよばれ動脈硬化に依存する疾患を予防しますが、結核には負の作用もあることを始めて報告する重要論文となります。

 TLR2は結核菌のみならず様々な病原体の認識に関わることから、HDLが感染症に対しては負に作用する可能性も示唆しています。

    (写真は筆頭著者の入学時(大阪市立大学)から、ケニア遠征、論文作成の様子)

 

第91回日本細菌学会総会に参加しました。


 3月27日~29日福岡国際会議場にて行われた第91回日本細菌学会総会に参加し、以下の演題を発表しました。

1、大原由貴子,尾関 百合子,立石 善隆,西山 晃史,山本 三郎,中川 一路,松本 壮吉

潜在期結核菌抗原の精製と感染診断への応用

2、Anna Savitskaya,西山 晃史,松本 壮吉

誘導型発現制御系を用いた抗酸菌 mycobacterial DNA- binding protein 1 の機能解析

3、尾関百合子,井上 学,仁木 満美子,岡 真優子,松本 壮吉

HDL suppresses tumor necrosis factor alpha production by mycobacteria-infected human macrophages

4、尾鶴亮,立石 善隆,小西 典子,松本 壮吉,松葉 隆司,藤井 潤

2016 年,キュウリを原因とした腸管出血性大腸菌 O157の集団感染

5、西内由紀子,立石 善隆,尾関 百合子,山口 雄大3,松本 壮吉

病原性抗酸菌はヒト赤血球に in vitro で感染する

6、前山順一,林大介,山本十糸子,向井徹,岡林佐知,田村敏生, 山崎 利雄,尾関 百合子,松本 壮吉,山本 三郎

カニクイザルを用いた MDP1 と G9.1 からなる結核ブースターワクチン候補の有効性評価

 

第52回日米医学抗酸菌専門部会を開催しました。


3月15-16日、新潟医療人育成センター(新潟大学医学部旭町キャンパス)にて、The 52nd U.S.-Japan Cooperative Medical Sciences Program, Mycobacteria Panel Meeting(第52回日米医学協力計画抗酸菌専門部会)を開催しました。参加者の皆様のおかげで緊張感のある会となりました。城下町村上と瀬波温泉への懇親ツアーも企画しましたが、楽しんでいただけたでしょうか。

豊永 憲司先生来訪。


鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 免疫学分野の豊永 憲司 先生が、3月14〜23日にかけて訪問され実験されました。南国鹿児島から、まだ肌寒い初春の新潟への長期出張お疲れさまでした。